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Kombucha を通して見る世界!

2024.09.22

序のKombucha

▪️はじめに

Kombuchaの専門店を創業して2024年5月で丸5年となりました。
専門店を運営している側として「Kombuchaという名称の認知」は5年前より確実に広がっています。
しかし、「Kombuchaとは」に関してを的確に認識している方の比率は恐らく10%以下です。

これはKombuchaを作っていたりする人も含めての数値です。
作っているのに「乳酸菌飲料」と言っていたり、酢酸菌発酵のメカニズムを理解できておらず危険なものを提供していたり・・・(この辺りはまた別の機会に深掘りしてお伝えする予定)
まだまだ日本でのKombuchaスタンダード化は難しいなと実感しています。

日本以外の国ではKombuchaは非常にポピュラーに飲まれています。
それにはやはり理由があります。
もちろん日本でポピュラーにならないことにも当然理由があります。

今後、「Kombucha」を題材にした様々なお話をこちらのブログにて展開していこうと思います。
重要な情報に関しては一部有料記事として発信することもあるかと思いますので、必要と感じる方はぜひ記事のご購入をおすすめいたします。

また、大前提として「安全で美味しいKombuchaを日本中で飲める環境を創出する」という使命のもと筆を取りますので全ての記事の内容はこの使命に則った価値観・視点となります。

▪️Kombuchaを通してみる世界

イズムと宗教観

コンブチャが一気に欧米豪でポピュラーになったことにはもちろん理由があります。
2000年代はじめ頃にハリウッドスターやスーパーモデルが「Kombucha」を飲んでいる写真が話題になり一気に知名度を高めました。
その後女優が運転中に警察官からアルコール検査をされた際に基準値を超えたアルコールを検出されたもののお酒は一切飲んでいない。「飲んだのはKombuchaだけだ」と主張しさらにKombuchaという名称が認知を拡げることとなりました。
主張の結果どのようになったかはぜひお調べください。

このように認知拡大にはやはり著名人の影響大!!
ここからどのようにポピュラーな飲み物へと昇華していったのか・・・

そこには宗教観を踏まえた食スタイルが大きく影響していったと考えます。
欧米豪では以前より「ヴィーガン思考」が支持されており、食べ物のみならず飲み物に関しても、いかにヴィーガンフレンドリーであるかが求められる場面が増えてきていた。
そんな中非常にシンプルな素材で製造可能なKombuchaは受け入れられていった。

ヴィーガンにおいては宗教的ヴィーガンと思考的ヴィーガンに分けることができKombuchaはこのどちらにとってもフレンドリーな飲み物であったのは間違いない。
ここ数年の中で欧米豪のみならず、南米や東南アジア、さらには中東でも好まれて飲まれる状況となってきている。
さて、日本は?
ご存知の通りサッパリである!

むしろ日本は特殊で「本物のKombucha(お茶などを酢酸菌発酵させて作った酢酸菌発酵飲料)」よりもKombuchaっぽい味に作った酢酸菌が一切含まれていないKombucha風飲み物の方が商品数が多いのだ。
こうなると当然消費者の皆様にとっても「Kombuchaってなんだ?」のハテナマークは大きく大きくなる。
まして日本人にとっては「昆布茶」の読み音と同じなのだ。

さらに言えば、Kombuchaを作ってますと表現する人々でさえ何の発酵菌を使って発酵させているのかさえ理解していない人さえいる始末・・・
これでは、正しい認知も拡がるわけがなく、街中でスタンダード化するはずもない。

改めて伝えておくと、Kombuchaは酢酸菌を発酵菌として酢酸菌発酵させて創る発酵ドリンクであって、大きな分類で言えばお酢の仲間でもある。間違えないで欲しいのはコンブチャは「乳酸菌飲料」ではないということ。

私たちの創るKombuchaは「酢酸菌含有検査」の結果を得ているため酢酸菌が含有していることを声を大にして表現しています。
酢酸菌が含有している商品を製造するメーカーが参画できるこのような取り組みにも参画しています。